火消しについてうっすら考えていること(ほぼ雑記)

X(旧Twitter)以上の文字数を使って文章を書こうとすると身構えてしまうため、たまにはあまり深く考えずに箇条書きで考えていることをあれこれ書いてみようと思う(とはいえ正直ちょっと時間がかかった)


  • 所謂炎上状態にあるプロジェクトの火消しPMとしてアサインされることが多い
    • コロナ禍でのリモートワーク状態だったりを経て、現時点の自分としては得るもののほうが多い
    • が、精神的な消耗というのはやはり避けられない
  • 自分が直面したほとんどの問題は「5W1Hが曖昧」というポイントさえ解消してしまえばなんとかなった
    • 「それでどうにかなるものばかりだった」というのはあるかもしれない
    • が、なぜここまで人は問題を放置したまま前に進めるのかという疑問と常に戦っている
      • チームのルールに近いものになるので先に決めておいたほうが良い、と思っている

  • ゲームづくりについて
    • 作った結果面白くなければ改善する必要があるし、ほぼ丸々作り直さないと改善できないほどになってしまうことも珍しくない
  • 自分が意識しているのは以下
    • 意思決定の速度とフロー(「誰が」決めるのか)
      • 炎上してるとメンバー全員が担当範囲のような状態で、進行役が実質不在に陥りやすい
    • 問題の可視化(「何が」問題で「誰が」「いつまでに」やるのか)
      • だいたいは拠り所となるドキュメントがないため炎上してる
  • しかしながら、どうしても後回しにされやすい。ただこれは自分だけの環境の問題かもしれない

  • だいたいは理想とは真逆の状態にある
    • 課題はチャットツールでの発言のみで証跡を追うのが困難(「何が」問題なのか集約する場がない)
    • 課題に優先度もつけられていない(「誰が」「いつまでに」解消するのか見込みが立っていない)
    • 意思決定のフローも可視化されておらず、レポートラインが曖昧
  • プロジェクト進行中に抜本的な変更をしようとするのは難しい
    • 人は新たな習慣に対して抵抗しようとする
    • 沼に使っている時間が長ければ長いほど難易度が上がる
    • 「解消すら不要。今のままで良い」と思われていることもある
    • とはいえ、これまで進めてきてくれたメンバーの気持ちも理解したい

  • そういう場面に遭遇したときに自分はよく以下のようにしている
    • 「まずやってみて、ダメだったら他のやり方を試しましょう」と言ってみる
      • そもそも自分のやり方が100%正しいとは思っていないし、トライアンドエラー前提であることを話す
      • 予め「これぐらい改善できるはずです」という見込みは立てて話すが、最悪元に戻す場合もある
    • 「こうしたらいいんじゃないかという意見はいつでも言ってください」と話す
      • 自ずと「こうしたほうがいいと思っていた」と今まで言えなかった人から提案されることが多い(これは生存者バイアスかも)
      • それよりも「あなたの不安はプロジェクト全体の不安に繋がります」という割れ窓理論に近しい話
  • 総合すると、自分は敵なのではなく、よりよくするための味方であることの理解を得るために行動する
    • 若干当事者意識がない言い方かもしれないが、協力者や理解者が近いかもしれない
    • 火消しというポジションを利用して「今までのあなたたちは間違ってる」と言っていると思われないようにする必要がある

  • もっとなんかあるかもしれないけど思いついたら別で書く
    • 特にコロナ禍でのリモートワーク状態での火消しPMとしてやってきたこと、とか