お休み

はじめに

突然ですが、3月の下旬から休職していました。 理由はメンタル面の不調です。2009年3月に大学を卒業し、就職と同時に上京した私ですが、まさか9年後こんなことになるとは思いもしませんでした。 休んでいる間にだいぶ気持ちの整理がついたので、もしも同じように苦しんでる人がいたらと思い、キーボードを叩くことにしました。あくまでも私の場合なので、参考程度にしてください。

私に起きたこと

端的に言うと、仕事のストレスが積み重なった結果、メンタルを壊しました。 一番ひどいときは常に負の感情寄りのことばかりを考えていました。いつも何かに怒っていて、怯えていました。そして、ただひたすら自信がなくなっていました。
「私は無能だ」とか、
「何をやってもうまくいかない」とか、
「周囲の人間は私を陥れようとしている」とか、
そんなことばかりを考えていました。
うまく出来ない自分自身をただひたすら責め続けて、誰に相談したらいいのかもわからず、ずっともがいていました。

休日はあったので激務だったかと言われるとそうでもなかったのですが、休日に目が覚めて「仕事に行かなくちゃ」と焦って着替えて駅まで行ってしまったときは自分が追い詰められていることを実感しました。

それなりに休日はエンジョイしていました。映画を観たり、ゲームをしたり、酒を飲んだり、DJをしたり。これだけ見てると「なぁんだ、ストレス解消出来てるじゃん」だったり「そんなにつらくないだろ」と思う人もいるかもしれませんが、「こうでもしてないとストレスが解消出来ない」だったり「はぁ、明日からまた仕事か……」と心の片隅で思っていたのかもしれません。

それはある日突然に

積み重なったストレスがついに爆発したのか、ある日起きると手の震えと頭痛がひどく、ベッドから身体を起こすことが出来ませんでした。その日は友人たちと飲み会の予定があったので、なんとか身体を起こして向かいました。
乾杯のビールを口に入れた瞬間に頭痛がひどくなり、周囲の友人たちに「実は……」とそこで初めて自分の悩みを打ち明けました。友人たちは私の話をとてもよく聞いてくれました。その友人たちの勧めもあって、翌日に心療内科を受診し、医師に話しました。医師は私の話を全て聞いてくれました。そして、抑うつ状態と診断され、その診断書を会社に提出した結果、休職となりました。

「なぜがそうさせたのか?」といった具体的な原因はここでは伏せさせて頂きますが、最終的に現れた症状の一つとしては「会社に行こうとすると胃が痛くなる、頭痛がする、手が震える」でした。こうやって文章にすると、まるで小学生が学校に行きたくないときに言うセリフのようにも見えますが、本当にそうなってしまいました。

自分を大事にする

TwitterなどSNSで「逃げても誰もあなたを責めたりしない。ゆっくり休んでほしい」といったメッセージを目にして「あ、これ俺のことかも……」とか思ったら疲れているサインかもしれません。
とにかく逃げてください。逃げることは悪ではありません。やりたくないことを続けることのほうが、あなたにとって何の得にもならない悪です。

「チームに迷惑がかかる……」とか考えなくていいです。それはあなたが考えることではありません。周りがどうにかしてくれます。
「休んだら収入がなくなる……」という場合は、使えずにいる有給を消化すれば当面のお金は入りますし、時間差はありますが傷病手当金の制度もあります。

自分を大事にするためのことだけを考えて下さい。休みたいことを上司に直接話しにくいのであれば、別の部署の人に相談しましょう。

「自分がどれだけ精神的に疲れているのか」はとにかく見えにくく、それに気付けないあまり無理をしがちです。おいしい料理やお酒を楽しむのは良いですが、それはあくまでも一時的なものであって根本的な解決に繋がるものではありません。自分の内側から発しているサインには敏感になってあげてください。

一人で悩まない

心の不調を治すために病院に行きましょう。友人に話したり、Twitterに書いたりしても良いと思いますが、一番効果があるのは医師です。
メンタル関係の医者に行くことに抵抗がある人がいるかもしれませんが、風邪を引いて内科医に行くのと同じです。風邪を引くと熱や咳が出ますが、メンタル面はわりと表に出るのに時間がかかります。とにかく潜伏期間が長いし、積み上がっていき、もう我慢できないというタイミングで一気に体調面に出ます。

病院では当然お金を払う必要はありますが、あなたが抱えている悩みや不安を全部聞いたうえで医師が適切な治療とアドバイスをしてくれます。むしろお金を払うからこそ全て正直に話すのが良いです。隠し事をするメリットは全くありません。 私は、はじめに書いたような症状を説明し、休みたいということを話しました。医師と話した結果、明確なドクターストップである労務不能とは診断されませんでしたが、抑うつ状態にあるという診断書をもらいました。

ちなみに、薬は絶対に処方されるわけではありません。実際、私の場合は薬は処方されませんでした。そこも医師に相談が可能な場合が多いので気になる人は話すと良いでしょう。とにかく自分の悩みを医師に全部吐き出してください。

ちなみにブラック企業自慢だったり、他の人の「私はこんな苦労をしたけどそれを乗り越えた」という話を真に受けるのはやめましょう。不幸自慢というのは人間関係を良くしたり、同類だと思ってもらうための手法としては存在しますが、あなたがその瞬間に抱えている悩みを解決することはまずありません。

どういうストレスにどれぐらい耐えられるかっていうのは、個人差があります。その人その人によって違う考え方があるのです。「その人がたまたまその瞬間のそれに耐えられただけ」と考えましょう。「うちはうち、よそはよそ」で大丈夫です。

やりたいことをやる

忙しくてやれなかったことだったり、とにかく自分がリフレッシュできることを優先してやりましょう。行ってみたかったレストランに行ってみるのも良いでしょう。
私の場合、休日はあったのでそこまではなかったのですが、積んでいた本を読んだりアニメを観たりしていました。

ここは個人差があるので「これをやろう!」というのはないんのですが、医師からのアドバイスは絶対に守ってください。どういうことかと言うと「アルコールは控えるように」とか「少なくとも1日1回は外出してください」という指示をされる場合があります。

「レストラン行ったりしたいけど、その写真をTwitterInstagramにリアルタイムにアップしたら、みんなは仕事中なのに悪い……」と思うかもしれませんが、それがあなたのストレス解消につながるやりたいことであれば気にせずにアップしましょう。それに対して「あ!この人会社休んでるのにこんなところ行ってる!」と言われる筋合いはありません。とにかく優先されるべきは「あなたがやりたいことをやれているかどうか」です。

最後に

結局私が言いたいことは以下の3つです。

  • とにかく自分を大事にしてください
  • 不安だと感じることが増えたら、躊躇わずに医者に行きましょう
  • やりたいことをやるのが心の休息です

そして、最終的に「あなたが少しでも前を向けるかどうか」が重要です。自分にとっての前ってどっちなんだろう、って考え直すのも大事な時間です。休んでからすぐにやる必要はありません。心に余裕が出来てから「どれどれ、振り返ってみるかな」と思ったタイミングでやってみるのが良いでしょう。「自分のことを一番知ってるのは自分」ではなく「自分の生き方を決められるのは自分」です。

相変わらずまとまらない文章だったり、色々話が逸れましたが、だいたいそんな感じです。
私は元気です。日付が変わって今日から社会に復帰します。私なりに無理せずに頑張ってみます。